ツイッターからフリマサイトに誘導する詐欺の手口

前回に引き続き、メルカリやラクマなどのフリマサイトでの騙しのテクニックについてお話ししたいと思います。

今回のテーマは、ツイッターに誘導する詐欺です

今回のテーマは、「危険なツイッター誘導」というものです。
ツイッターをやっている人は、多いと思います。そのツイッターを使ってフリマサイトで騙すという人がいます。

その手口を説明したいと思います。
まず、ツイッターで、「こんなものを売ります」という告知をします。以前は、コンサートチケットなどが多かったのですが、チケット転売が規制されるようになってからは、チケット以外にも、いろんなものをツイッター上で売ろうとする人がいます。

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手口はこんな感じです。

1.ツイッターで商品を掲示して、欲しい人を募集します。

2.応募があると、DMでやり取りをしましょうと言います。
  ツイッターには、DM機能と言って、1対1でメールをやり取りすることができます。これは、他の人には見えません。

3.話がまとまると、「お互いの安全のために、メルカリかラクマを通して取引きしましょう」と持ちかけます。「安全のため」などと言われると、なんだか良い人のように思えるわけです。

4.ラクマの方が手数料が安いので、ラクマに移動するケースが多いですが、メルカリという場合も有ります。

5.ツイッターで打ち合わせた通り、メルカリかラクマに出品して、応募者に購入してもらいます。

  余談ですが、実はこのことも違反なんです。メルカリやラクマなどのフリマサイトは、誰でもが買えるというのが出品の条件なんです。最初から決まった人に売るための出品は、違反なんです。・・・余談でした。

6.購入希望者が購入すると、出品者は発送通知ボタンを押します。このとき、本当は発送していないのに発送通知ボタンを押すんです。

7.当然ですが、どれだけ待っても品物は届きません。

8.心配した購入者は、最初にツイッターでやり取りしていたため、クレームをツイッターのDMで連絡します。

9.ツイッターでは、送った、届かない、の応酬となり、喧嘩状態になります。

10.しかし、メルカリやラクマの連絡用のコメント欄は、空欄のままなんです。
11.何日か過ぎて、出品者が、メルカリやラクマのコメント欄に、購入者へのコメントを書き込みます。それは、「発送してから何日もたつので、早く受取評価をしてください」というような文面になっているんです。

12.これを運営会社側から見ると、今まで何も書かれないまま日にちが過ぎ、そして、待ちかねた出品者が、受取評価を催促するように見えるということなんです。

そして、まんまと、出品者は商品を送っていないのに、受取評価をしない購入者が悪いというようになって行く訳です。

騙されないためには、これが大切

騙されないための方法は、コメントのやり取りは、ツイッターではなく、メルカリやラクマのコメント欄で行うこと。そうすれば運営会社側に見えるので、どちらに問題が有るか分かりやすくなります。

また、発送手段は、ラクマならラクマパック、メルカリならメルカリ便を指定するということです。

正しく使えば、フリマサイトはとても楽しいので、ルールから外れた取引きに騙されないようにしてください。